浄水器の選び方と備長炭を使った安価な浄水方法

浄水器の選びかた

毎日飲む水道水、本当に安全だと思いますか?日本の水道水は安全と言われますが、老朽化した水道管や塩素の副生成物、農薬などの問題が潜んでいます。この記事では、私が5年間実践した備長炭による安価な浄水方法と、蛇口直結型浄水器「ガイアの水」に移行した理由を紹介します。健康を守るための水対策を、予算を抑えて始めたい方必見です!

この記事でわかること

  • 日本の水道水の問題点と浄化の必要性
  • 備長炭を使った簡単な浄水方法
  • 蛇口直結型浄水器のメリットと選び方

水に関して、水の飲み方についてもお伝えしようと思ったのですが、長くなるので次回の記事をご参照ください。というのは、水の飲み方を変えたら、夜中にトイレにほとんどいかずにすむようになって、トイレにいかないと熟睡感が増し、熟睡は間違いなく幸せの一要素だと思い、是非ともお伝えしたいからです。

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それでは、ここでは、水を浄化したほうがいい理由として、日本の水道水の問題点をまずおさらいし、そのあと、私が試したなかで一番安い備長炭を使った浄化の方法と蛇口直結型の浄水器に変更した理由についてお伝えしていきます。

日本の水道水の問題点ーーー塩素、鉛、農薬・・・

水道水は一般的に安全で飲用可能とされていますが、いくつかの課題や問題が存在します。以下に主なものを挙げます。

老朽化した水道管
  • 日本では水道インフラが老朽化している地域が多く、古い水道管から錆や鉛が溶け出す可能性が指摘されています。特に鉛管が使われている場合、微量の鉛が水に混入するリスクがあり、健康への影響が懸念されます。
  • 地震や豪雨などの自然災害が発生したときに、老朽化した水道インフラは損傷しやすく、安全な水の供給が途絶えるリスクがあります。耐震化が進んでいる地域もありますが、完全には解決されていません。
塩素と消毒副生成物
  • 水道水の消毒に使われる塩素は、細菌を殺すために必要ですが、有機物と反応してトリハロメタンやハロ酢酸といった副生成物を生成することがあります。これらは長期間摂取した場合、健康に影響を与える可能性があるとされています。
  • 塩素の臭いや、地域によっては水源の影響で味が悪いと感じることがあります。特に夏場は藻の発生により異臭が発生する場合もあります。
マイクロプラスチックや薬物残留
  • 近年、マイクロプラスチックや医薬品、農薬の微量残留が水道水から検出されるケースが報告されており、これらの長期的な影響はまだ研究段階です。
  • 一部の国では虫歯予防のために、水道水にフッ素が添加されています。そのフッ素の安全性や必要性については議論があり、添加を支持しない意見も存在します。日本では現状においてほとんど添加されていないようですが、水道事業の民営化などが現実のものとなっており、一部地域では現実的な問題になる可能性があります。

さらに詳しく知りたい人のために環境省の水質基準についてサイトのリンクをはっておきます。https://www.env.go.jp/water/water_supply/kijun/index.html

浄水器を選ぶ際の考え方ーー安くていいから、対策をしよう

鉛、塩素、農薬などなど、上記にあるような問題があって、何か対策をしたほうがよさそうですよね。

水がとても大事なんだという気づき

私自身が水にとても関心をもつきっかけとなったのは、藤田絋一郎氏の『体をつくる水 壊す水』という本を読んんだことにありました。それ以前から水に関心はあって、白湯とかを飲んだりしていました。

その白湯を、藤田氏がやめたほうがいいと書かれていました。水中の溶存酸素の不足を問題視されていて、白湯をやめるきっかけともなりました。と同時に、藤田氏が薦めるミネラルウォーターのなかから、同じようなものを飲み始めて、体調が劇的に変化したのです。アルカリ水に変えたことに体が反応したようで、排便がよくなっていきました。

そんなことがあって、水がとても大事なんだという認識を持つようになりました。「You are what you eat」という「食べたもので自分ができている」という認識はすでにありましたが、よくよく考えれば、水も食べものの一つのようなものです。一日に口にするものの半分は水です。だから、水の質を上げるだけで、体をつくるものの半分がよくなるわけです。

いろいろなものに毒素がはいっている社会に生きてるわたしたちは、一日に体がとりこむ毒素の総量をいかにさげるかが一つのカギだと思っています。

さて、話を私の水遍歴に戻すと、ミネラルウォーターをしばらく飲んでいたのですが、重たい水を買ってくる手間や、ペットボトルの廃棄の問題などもあって、ポット型の浄水器に移行していきました。この時、蛇口直結型にしなかったのは、当時の住居では水道工事を依頼しなければ蛇口直結型の浄水器がつけられなかったからです。

備長炭との出会い

ポット型浄水器を使いながら、自然派の生活探求を始めていた私が次に関心を持ったのは炭です。浄水器にはいっているのは活性炭で、その原料となるものが炭です。活性炭は炭を加工することによって表面にできた微細な孔が塩素や有機化合物を吸着する仕組みで、米国EPAでも浄水効果が認められています。ここではその原料である炭が浄水に使われる主な理由をあげておきます。

吸着作用炭の表面にある微細な孔が、塩素、臭い物質、有機化合物(トリハロメタンなど)を吸着します。
ミネラル溶出炭から微量のミネラルが水に溶け出し、味をまろやかにする可能性があります。
抗菌作用限定的ではありながら、 一部の炭では表面で細菌の繁殖を抑える効果があるとされています。

備長炭による浄化の方法

話を私の体験に戻すと、備長炭を浄水に使っている人の話を読んで、試してみようと思ったところから始め、5年以上は続けました。そのときの備長炭による浄水の方法をご紹介していきます。

まず、ホームセンターやネットショッピングで備長炭を入手します。とりあえず、1キロもあればいいとは思いますが、バーベキュー用とかで売っているものはもっと量が多いかもしれません。腐りませんから、あるものを買ってきましょう。私が買ったのもキャンプ売り場のものでした。

そもそも必要な備長炭の量は、水1リットルに対して10-20gです。ただし私は100グラムくらいいれていました。少ないと頼りない感じで、見た目で納得がいく量をいれてください。(以下写真、22センチほどの高さのビン、備長炭100グラム強)

炭が手に入ったら、水につける前に、まず炭をざっと洗ってください。炭を手で触ると手が真っ黒になるかもしれないので、そのへんよしなにお取り扱いください。洗った炭を鍋に入れて、水にひたして、10分ほど煮沸します。

その煮沸した炭を、水を入れた容器にいれて、1日放置。翌日から翌々日にかけて飲むといったローテーションとなるので、最初に2ビン用意するといいかもしれません。

放置している間、お日様の下に私はいつも置いていました。紫外線による殺菌効果なども期待できるからです。

浄水できた水は2ー3日であれば常温保存で問題ありません。というより、冷やした水を飲むと、腸を冷やすことになるので、冷蔵保存はしないほうがいいでしょう。

飲むときに、炭のクズが少しコップに入ることがあります。これは全く気にする必要がありません。微細な炭を食べる健康法があるくらいですから、気にせず飲んでしまいましょう。

1ビン飲み終わったら、水を足して1日放置を繰り返します。できれば1週間に1度は炭を10分ほど煮沸してください。ただこれもあまり神経質になる必要はなくて、私は1月ほど煮沸していない時もあったのですが、特に問題はありませんでした。

それよりも、ビンの内側は最低でも1週間に1度はスポンジなどでこすったほうがいいと思います。私の場合、煮沸はずぼらでしたが、ビンの掃除は飲み終わるたびにしていました。

備長炭による浄水

備長炭と竹炭の違い

さて、私は備長炭を使っていましたが、竹炭で浄水される方もいて、違いを少しまとめてみました。

備長炭竹炭
構造と吸着能力高温で焼成されるため、孔は細かく密度が高い。吸着能力は高いが、竹炭に比べると表面積はやや小さい。竹を原料とし、表面積が備長炭より大きい。塩素や臭いの吸着では竹炭がやや優れる場合も。
ミネラル溶出ミネラル(カルシウム、マグネシウム、カリウムなど)が溶け出し、水の味をまろやかにする効果が強いとされる。ミネラル溶出は少なく、味への影響は軽微。
耐久性硬度が高く、長期間(数ヶ月)使用可能。比較的脆く、長期使用で崩れる可能性。
コスト高め。比較的安価。

結論として、竹炭は表面積が大きく塩素や臭いの吸着でやや有利だけれど、備長炭はミネラル溶出による味の改善や耐久性で優位性がありますが、浄水効果自体は大きな差がないといったところです。備長炭はミネラル溶出により、水道水の味がまろやかになり、おいしく感じる人が多いとも言われますが、私も使い始めは感じていました。

備長炭の燃焼時間が長く、硬く崩れにくいため、長期間使えるという点ですが、私の場合、形状が変わらないので同じ炭を半年ほど使っていたこともあります。実際のところ、浄水効果なども考えれば、1-2ヶ月で変えたほうがよいようです。

余談ですが、備長炭は、主にウバメガシという樫の一種を原料としているそうです。このサイトのロゴは、樫の木のモチーフを使用しています。生命の木としてよくとりあげられる木だと気づかずに直観的に選んだモチーフですが、ご縁を感じました。

蛇口直結型の浄水器に変更した理由

昨年引っ越しをして、蛇口直結型の浄水器をつけられるようになったので、今は「ガイアの水」というブランドの蛇口直結型を使用しています。(ガイアの水をご購入希望の方はこちらから。)炭にはない長所があるからで、備長炭と「ガイアの水」で除去できる項目を比較すると、次のようになります。

ガイアの水

遊離塩素、結合塩素(クロラミン、一部モデル)、トリハロメタン、農薬(例: CAT、2,4-D)、鉛や銅などの重金属(一部)、濁り、臭いなどですが、完全に除去できるわけではありません。

備長炭

遊離塩素、臭い、一部の有機物(トリハロメタンなど)に限定され、除去率も「ガイアの水」より低いです。結合塩素、重金属、細菌、ウイルスはほとんど除去できません。

ということで、備長炭による浄水は、浄水器などで使われる活性炭に比べると表面積が小さく、塩素やトリハロメタンの除去効率が低いという問題があります。また、結合塩素(クロラミン)や重金属の除去はほぼ期待できないといった問題もあって、引っ越して蛇口直結型の浄水器をつけられるようになってから「ガイアの水」を使うようになっています。使いはじめは特に味がまろやかで、おいしく感じます。

変えて一番よかったと思う点は、野菜などを洗う水を浄水にできたことです。一日にお茶などとして飲む水は1リットルにもなりませんが、野菜などに浸透する水も一緒に飲んでいるわけで、備長炭やポット型浄水器、ミネラルウォーターなどでは、野菜を洗うといったことができません。

あと、朝起きて顔を洗うときも、浄水した水を使うようになりました。効果のほどはあまり感じませんが、気分的にはいいですね。

浄水器を選ぶ時の考え方 ➡ 完璧を求めない

「ガイアの水」は、SNSなどを通して知っている人たちのなかでお薦めされていたので選んだのですが、蛇口直結型のなかでは値段が高めかもしれません。初期費用が2万円強で、中のカートリッジの交換が3カ月ごとに必要で、1回の交換で5000円強かかります。一方、備長炭は安ければ1キロ1000円くらいのものもあります。

「ガイアの水」のような浄水器は備長炭ほど簡単な構造ではなく、その製品で指定されている使用期間で交換したほうがよさそうです。ですから、年間費用とかを比較して、予算的に負担にならないものを選ばれることをお薦めします。

浄水器を探しだすと、蛇口直結型以外にもたくさんあって迷います。形状的には、ポット型は手軽だけれど、浄水量が限られます。一方、アンダーシンク型は大容量だけれど、設置費用が高いといった問題もあります。

あとは、浄水能力の高さの競争です。私も最初はそこに目を奪われていました。でも除去率が高くなればなるほど、費用も高くなって、数十万円といった製品もあります。

蛇口からでてくる水が100%きれいという状態にしたくなる気持ちはわかります。でも、わたしたちが摂取している水は、自宅の蛇口からでてくる水だけではありません。買ってきた加工食品や外食などでも、水道水が使われています。浄水器を通していない場合がほとんどのはずです。ですから、自宅の台所の水だけがきれいになっても、自分が摂取する水の一部しかコントロールできないということをまず押さえておきましょう。

となると、そこで100%を目指すことに、意味があまりないことがおわかりいただけるでしょう。浄水はある程度できていればいいとして、あとは自分が食べる物を見直して、全体として口から入る毒性を下げる工夫をするほうが効果が高いと私は感じます。

そんなことで、予算が厳しい人は、備長炭など炭による浄水をしましょう。長いこと備長炭で浄水する方法をとってきた者として言わせていただくと、それによる体調の変化はありませんでした。浄水力は高くはありませんが、それなりに浄化してくれます。私が最初に水に目覚めたアルカリ水ほどの劇的な体調の変化はないかもしれませんが、すでに申し上げたとおり、水は一日に口にするものの半分くらいを占めます。その対策をするかしないかは、健康を左右するはずで、自分への最低限の投資として試してみてください。

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