もう5年以上市販の歯磨き粉を使っていません――それでも虫歯が退縮した私のオーラルケア全部公開

歯磨き 医療

前回の記事で「最高の歯科医院」の選び方をお話ししましたが、いくら良い歯科医院を見つけても、自分で磨けなければ結局歯を失います。私は今、半年に一度の検診で、「磨き残しが少ないですね」「あっという間にクリーニングが終わった」と言われるまでになりました。

歯は健康のかなめ 神経を抜かれて初めて知った、私が遠回りしてたどり着いた最高の歯科医院
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しかも一般的な市販の歯磨き粉は5年以上使っていません。そのうえ、重曹に変えてから前歯の虫歯が肉眼で見て退縮するという経験もしました。歯磨き道は本当に長いですが、遠回りしてきた私がたどり着いた方法を今回は全部お見せします。少しでも参考になれば嬉しいです。

市販の歯磨き粉のリスクを知って、せっけん歯磨き粉にスイッチ

歯磨きというと、歯ブラシと歯磨き粉を思い浮かべる人がいると思いますが、実は多くの人が使っている歯磨き粉はあまりお勧めできません

ここではまず市販の一般的な歯磨き粉にはいっている成分の問題点を取り上げます。すべてが「絶対に危険」というわけではなく、濃度・使用状況・個人の体質によって評価が変わりますが、近年避ける人が増えている成分です。

成分(日本語/英語)主な役割問題点・懸念事項
着色剤(二酸化チタン/Titanium Dioxide)白く見せるための着色ナノ粒子が体内に吸収される可能性。EUでは食品添加物として使用禁止(E171)。発がん性懸念(IARC2B)
フッ化ナトリウム/Sodium Fluoride虫歯予防(フッ素)過剰摂取で歯のフッ素症、神経毒性・骨への影響が指摘される。特に子供の誤飲リスク
SLS(ラウリル硫酸ナトリウム/Sodium Lauryl Sulfate)泡立て剤口腔粘膜の刺激・荒れ、口内炎を悪化させる人が多い。長期使用で粘膜バリア破壊の可能性
トリクロサン/Triclosan抗菌剤ホルモン撹乱物質、環境ホルモン。耐性菌増加の懸念。EU・米国の一部で使用制限・禁止
パラベン(メチルパラベンなど)防腐剤微弱なエストロゲン様作用、乳がんリスクとの関連研究あり。アレルギー誘発も
サッカリンナトリウム/Sodium Saccharin甘味料かつて発がん性疑いで使用制限(現在は解除)。依然として避ける人が多い人工甘味料
マイクロビーズ(マイクロプラスチック)研磨・スクラブ効果環境汚染(海洋プラスチック問題)。日本でも2023年から多くのメーカーで使用中止
PG(プロピレングリコール/Propylene Glycol)保湿剤・溶剤石油由来。高濃度で皮膚刺激。アレルギー体質の人に問題
カルラギーナン/Carrageenan増粘剤食品グレードと非食品グレードがあり、後者は炎症誘発性が指摘される(腸炎モデル実験)
合成香味料・着色料(青1号など)味と見た目を良くするアレルギー誘発、過活動との関連研究(特に子供)。タール色素は発がん性懸念
DEA(ジエタノールアミン)pH調整・泡立ち補助発がん性物質(ニトロソアミン)生成の可能性。EUで濃度制限

これらの成分のはいった歯磨き粉は避けたほうがいいです。実際のところ、歯についての本を読んでいくと歯磨き粉は必要ないという指摘もよくでてきます。歯磨き粉で口のなかのさっぱり感を得てしまうと、磨くことがおろそかになってしまうといった問題があります。

では、なしで済ますかですが、それも一つの手段で、そこはそれぞれの判断となってきます。私が歯磨き粉の問題に気付いたのは5年以上前です。それで成分的に問題の少ないせっけん歯磨き粉を使うようになっていました。歯磨きをした後に何かを食べても味が変わらないといった点がそれまでとの大きな違いですが、使用感はそんなに変わりませんでした。

重曹で磨くようになったキッカケと、衛生士さんがびっくりしたビフォーアフター

数年前に綿棒に重曹をつけて歯の汚れをこすったら落ちたということがあって、以来重曹のことが気になって、昨年から徐々に重曹で歯磨きをするようになっていきました。最初は一週間に一度とかだったのですが、だんだん1日おきに使うようになっていきました。

1日おきになったときから、せっけん歯磨き粉の使用もやめて、重曹を使わない日は何も使わずに磨くだけにしました。それで歯科衛生士さんのチェックを受けたら、磨き残しがガクンと減って、衛生士さんにびっくりされたのです。

重曹を1日おきに使う習慣が根付いて2回目のチェックでは、さらに磨き残しが減っていました。そしてこの間に、前歯の間にできた虫歯が退縮したのです。重曹が強力なアルカリ剤で、虫歯菌は酸性環境が好きだからだと思います。

重曹の使い方はいたって簡単で、食用の重曹を手に入れて、1グラムといった少量を小皿か何かにおいて、歯ブラシの先を湿らせてつけながら磨くだけです。

重曹磨きの8つのメリットと、やりすぎないための注意点

重曹を歯磨き粉として使うメリットをまとめました。

メリット詳細説明
1. 高いホワイトニング効果弱アルカリ性+微細な研磨作用で、コーヒー・紅茶・タバコの着色汚れ(ステイン)を効果的に落とす。市販のホワイトニング歯磨き粉に匹敵するレベル(実際に多くのホワイトニング歯磨き粉に重曹が配合されている)
2. 強力な口臭予防・消臭効果口内の酸を中和し、揮発性硫黄化合物(口臭の原因)を吸着・中和する。朝起きた時の口臭やニンニク後の口臭に即効性が高い
3. 口腔内のpHをアルカリ性に保つ虫歯菌・歯周病菌は酸性環境を好む。重曹は酸を中和して口内をアルカリ性に傾け、細菌の増殖を抑える効果が期待できる
4. 極めて低刺激(SLSフリー)ラウリル硫酸ナトリウムが入っていないので、口内炎や粘膜が弱い人でも荒れにくい
5. 超低コスト食用重曹1kgが300〜500円程度で何年も持つ。1回分のコストは1円以下
6. 添加物ゼロ防腐剤・発泡剤・合成香料・フッ素・着色料などが一切入っていない「究極の無添加」
 7. 歯石予防効果唾液中のカルシウムと反応して歯石の付着をある程度抑制する報告あり
8. 環境に優しいプラスチックチューブごみが出ない、生分解性100%

重曹を使うデメリットもあります。

  • 研磨力が強いので毎日長時間使うとエナメル質が削れる可能性あり
    → 週3〜4回、または短時間磨きに留めるのが安全
  • 味が「塩辛い+無味」に感じる人がいる
  • フッ素が入っていないので、虫歯リスクが高い人は医師と相談

歯ブラシはこれだけで十分――衛生士さんに教わった一生モノの選び方・磨き方

歯ブラシも選び方があって、私は歯磨きを教えてくれた衛生士さんのおすすめでプロスペックのコンパクトスリム、硬さはふつうのものを使っています。

歯ブラシは山形のものや、かたいもの、やわらかいものもありますが、衛生士さんにそうしたほうがいいといわれた人以外はやめたほうがいいと思います。

そのうえで、歯ブラシはこまめに替えたほうがよくて、衛生上は1月がいいようですが、節約型の私は2月に一度替えています。

そして、大事なのは磨き方で、これは衛生士さんに教えてもらうしかないです。捨てる歯ブラシの先が開いている人は、歯ブラシの使い方が間違っています。歯に押し付けてしまっているからそうなるのです。その力の抜き方を衛生士さんに何度か見てもらってつかんでください。

歯磨きのタイミングは朝起きてすぐと、夜寝る前にしていて、朝の歯磨きは洗面台で簡単にしますが、夜寝る前はテーブルに鏡をおいて座って、じっくり10分くらいかけて磨きます。歯磨きを教えてくれた衛生士さんが、自分はそうしているというのを聞いて見習ったものです。落ち着いて磨けていいですよ。

歯ブラシだけじゃ届かない場所はこうする(フロス+歯間ブラシ)

歯磨きで使うのは歯ブラシだけではありません。私は、フロスと呼ばれる糸と、歯間ブラシも使っています。歯間ブラシはいくつかサイズがあるので、どのサイズがいいかも衛生士さんに聞いたほうがいいです。

歯間ブラシは歯の間に入れてこすればいいだけですが、フロスの使い方は衛生士さんに聞かないとわからないと思います。持ち方から、ちょっとしたコツがあります。

そしてこれらを使ってみるとわかると思いますが、でてくる食べかすがあるのですね。ということは、これらをやっていない人は、かすが歯の間に残っているということで、それを餌に虫歯菌などが繁殖していきます。

朝一番の5分で口内細菌をリセットする方法

私のオーラルケアで最後にご紹介するのが、オイルプリングです。オリーブオイルとかを使う方もおられますが、私は安いこめ油を使用しています。朝一に歯磨きをする前に10ccほどのこめ油を口に含んでぶくぶくして吐き捨てます。15分やる人もいるようですが、私は5-10分くらいです。

これを私が朝一でやっている自分なりの理由付けは、寝ている間に口のなかで雑菌が繁殖し、中には病原菌もあるから、それらを取り除くのに、歯磨きよりもいいいような気がするからです。

まとめ―歯磨き道は本当に長いけれど

歯磨きはとても大切なので、私のやり方をご紹介させていただきました。私のやり方以外にも、ワンタフトブラシがいいという人や、ハイドロキシアパタイト配合の歯磨き粉がお勧めという人もいます。その人が何を使いやすい、効果的と感じるかは大事で、自分なりの試行錯誤をしてみて、是非100歳まで自分の歯で幸せに生きてください。

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