シャンプー、化粧品、合成洗剤をやめる理由は「経皮毒」の危険性にあります。この記事では、経皮毒のリスクとその対策を、薬学博士の竹内久米司氏と稲津教久氏のアドバイスをもとに書かれた『見てわかる!図解経皮毒』(2006年、山下玲夜著)を参考に解説します。
アマゾンで「経皮毒」を検索すると今なお上位に表示される本書は、わかりやすさと実践性が評価されています。専門家ではない私が、日常生活で実践したポイントを中心に紹介しますので、参考にしてください。その上で是非ご自身で読んで、納得して、やめるための動機を強く持って、行動に移していきましょう。
経皮毒とは?その定義と健康への影響
経皮毒とは、シャンプーや化粧品、洗剤などの日用品に含まれる化学物質が皮膚や粘膜を通じて体内に吸収され、健康に悪影響を及ぼす現象です。本書では、以下のような症状が関連するとされています:
- 皮膚トラブル:湿疹、頭皮のかゆみ
- アレルギー:アトピー性皮膚炎、花粉症、喘息
- 婦人科疾患:子宮内膜症、子宮筋腫、不妊症
- 神経疾患:アルツハイマー病、パーキンソン病、うつ病、学習障害、多動症、適応障害
- 発がんリスク:一部化学物質によるがんリスク
経皮毒が体内に蓄積する仕組み
口から摂取した有害物質は肝臓で90%以上が分解されますが、経皮毒は皮膚や粘膜を通じて吸収され、10日経っても10%しか排出されないとされます。蓄積しやすい化学物質は、シャンプー、化粧品だけでなく、以下のような日用品にも含まれます:
- 電子蚊取り(農薬成分が含まれる場合あり)
- 防虫剤、乾燥剤、除湿剤、芳香剤、消臭剤
- 壁紙や塗料
例えば、電子蚊取りの殺虫成分は、屋外散布の農薬より高濃度になる場合があり、密閉空間で使用すると神経や免疫系に影響を及ぼす可能性があります。筆者は、昔ながらの除虫菊を使用した蚊取り線香(Amazon購入リンク)を使用しており、屋外作業時に近くに置くだけで蚊を寄せ付けません。
お風呂が経皮毒の吸収を高める理由
皮膚の吸収率は部位や温度で異なります。本書によると、腕の内側を基準(1)とした場合、性器は42倍の吸収率。入浴時の高温はさらに吸収を促進し、皮膚温度が37℃では10℃に比べ10倍吸収率が高まります。
ですからボディソープや入浴剤、生理用品などは特に安全性に注意が必要で、山下さんは安全な製品への切り替えをすすめられますが、私がいろいろ調べて至った結論は、安全かどうかはわからないということです。
複合汚染:予見不可能なリスク
複合汚染という言葉があり、また別の機会に記事にまとめますが、わたしたちはそれぞれいろいろな毒物を体内に蓄積していて、それらが体内で相互作用し、予測不能な健康被害を引き起こします。
何であるかもわからない毒物が、いつどのように何をきっかにして症状としてでてくるかを予見することはできません。ですから、ある製品が一般的には安全となっていても、あなたにとって安全かどうかは全くわからないということになります。そんなこともあって、いろいろな成分が混ざっている製品は、できるだけ使わないようにすることが一番賢明なアプローチだと思うようになりました。
そんなことで私がおすすめするのは、必要ないものを極力そぎ落とす方法で、以下の記事でまとめています。




本書では触れられていませんが、お風呂のお湯に含まれる塩素にも注意が必要だと思っていて、その簡単な中和方法は以下の記事をご参照ください。

他に本書のなかから是非ともご紹介したかったのが口紅です。口紅に許可されているタール色素は、食品では使用が禁止されているそうです。ところが一般女性は、一生に30本の口紅を食べているというのです。私も10本位は食べたのでしょう。
他に注意したほうがいいものとして、毛染め剤が挙げられます。パラフェニレンジアミン(PPD)という物質が入っていて、接触性皮膚炎や粘膜のむくみ、結膜炎、鼻炎、気管支炎や喘息などの原因にもなるのですが、発ガン性物質でもあって、20年以上毛染めをつづけている人はリンパ腫を発症することが多いという報告もあるそうです。
経皮毒のデトックス方法と注意点
経皮毒を排出するには、バランスの取れた食事とミネラル摂取が重要です。例えば、セレンは水銀、亜鉛はカドミウムを排泄してくれるなどあるので、ミネラルの豊富な食事をしていくことがデトックスにつながります。 とはいえ、ミネラルもそれだけでは機能できないので、栄養バランスがとれた食事をしていることが、前提条件になります。栄養バランスについては以下の記事を参考にしてください。

その一方で、性急な断食やダイエットは避けましょう。脂肪分解時に蓄積された毒素が一気に放出され、急性中毒のリスクがあります。まずは日用品の見直しや食事の改善から始めるのが安全です。
まとめ:『図解経皮毒』で学ぶ、安全な生活習慣
『見てわかる!図解経皮毒』は、化学物質のリスクと対策をわかりやすく解説。シャンプーや洗剤など日用品を見直し、シンプルで安全な生活を始めましょう。小さな変化が健康を守る第一歩です。



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