「病気の本当の原因は、現代の私たちの生活環境が、本来あるべき自然な姿から大きくかけ離れていること」と、本間真二郎医師は指摘します(p.94)。前回のブログでは、本間医師の著書『ワクチンよりも大切なこと』をもとに、免疫力を高める重要性をお伝えしました。
今回は、感染症だけでなく、あらゆる病気を予防するために私たちが実践すべき生活習慣を、著書『感染を恐れない暮らし方』を基に紹介します。この記事では、自然に沿った暮らしで自然治癒力を高め、健康長寿を目指す方法を解説します。
西洋医学の限界:対症療法では病気を根本的に治せない
本間医師は、現代の西洋医学が「対症療法」にかたよりすぎていると警鐘を鳴らします。「熱を下げる」「痛みを抑える」「血圧や血糖値を下げる」といった対症療法は、症状を一時的に緩和するものの、病気の根本原因にはアプローチしません。
例えば、風邪で咳止めを服用しても、実際には薬が病気を治しているわけではなく、自身の免疫力がウィルスと戦って回復しているのです。しかし、多くの人は薬のおかげで治ったと勘違いし、薬に依存する傾向にあります。この勘違いが積み重なり、薬を求めて病院を渡り歩く人も少なくありません。
本間医師は、「すべての病気は、日常生活が自然な状態から外れているサイン」と述べ、根本的な生活改善の必要性を強調します。
西洋薬のリスク:体内に蓄積する「毒」が全身を蝕む
病院で処方される多くの薬は、石油由来の「脂溶性の化学物質」です。これらは肝臓で分解されにくく、脂溶性のものは水に溶けにくいため、尿から出すこともできず、体内に蓄積することで毒性を発揮し、全身の機能を低下させます(p.197)。特に、以下のような薬は慎重に扱うべきだと本間医師は主張します:
- 解熱剤:発熱は免疫力を高めるための自然な反応。解熱剤はこれを抑え、免疫力を下げるため逆効果(p.200)。「熱は病原体の侵入を知らせるアラームであり、解熱剤はせっかくの免疫力を下げてしまう」(p.73)。
- ステロイド:皮膚の症状を抑えるが、毒素の排出を阻害し、長期使用で皮膚が薬に依存するリスク(p.205)。
- ワクチン:メリットが強調されがちだが、デメリットも考慮すべき(p.210)。以前の記事で詳しく解説しており以下の記事を参照ください。


本間医師は、「薬は極力避け、必要に応じて上手に利用するのが賢い選択」と言われます(p.56)。薬の常用者は「断薬」をキーワードに情報を集め、慎重に判断することをおすすめします。
自然治癒力を高める鍵:腸内細菌を整える食と生活
「人の体を作り、自然治癒力を生み出すのは『食』であり、その根底には『微生物』がある」と本間医師は強調します(p.5)。病気予防の最大の対策は、普段から免疫力と抵抗力を高めること。特に、腸内細菌を元気にする生活が重要です。以下は、具体的な食と生活のポイントです(p.46):
健康を支える食事のポイント
- 水分を十分に:食事以外のタイミングでこまめに水を飲みましょう。
- 良い塩を選ぶ:ミネラル豊富な天日海塩が理想です。
- よく噛む:1口につき30~50回噛むことで唾液が増え、免疫力が向上。農薬や添加物の分解も促します(p.125)。
- 地産地消・旬の食材:「身土不二」の考えに基づき、その土地の旬の食材を選ぶと体に最適です(p.126)。
- 発酵食品と食物繊維:味噌、納豆、漬物などの発酵食品や、野菜、きのこ、海藻で腸内環境を整えます(p.132、134)。
- 避けるべき食品:砂糖、牛乳、小麦、加工食品、食品添加物、化学調味料、遺伝子組み換え食品。砂糖は血糖値の急激な変動を引き起こし、免疫力低下や攻撃的な行動の原因にもなります(p.136、142)。
生活習慣のポイント
- 体温を高める:適度な運動(ウォーキングなど30分/日)で血流を改善(p.173)。
- 鼻呼吸を意識:腹式呼吸で免疫力を強化(p.177)。
- 十分な睡眠:規則正しい生活で自然治癒力を高める(p.170)。
- ストレス管理:笑い、日光浴、土との触れ合い(微生物との接触)でストレスの軽減(p.183、229)。
- 禁煙:健康の基本です。
本間医師は自身で米作りを体験し、土や微生物との触れ合いの重要性を説きます。「土の状態は私たちの健康を表す」(p.229)。私も家庭菜園を通じてこの考えに共感しており、今後ブログで野菜作りについても紹介予定です。

「まごわやさしい」で作る、和食ベースの健康食
本間医師が推奨する食事の基本は、日本の伝統的な和食。「ご飯、味噌汁、漬物」を軸に、梅干しやごま塩を加えた一汁三菜が理想です。特に、食品研究家の吉村裕之先生が提唱する「まごわやさしい」を参考にした食材選びが推奨されます(p.122):
- ま(豆):大豆(味噌、納豆、豆腐)、小豆など
- ご(ごま):ごま、木の実(くるみ、松の実)
- わ(わかめ):海藻類(昆布、ひじき、海苔)
- や(野菜):根菜、葉菜、果菜
- さ(魚):小魚(しらす、いわし)、貝類
- し(しいたけ):きのこ類(しめじ、エリンギ)
- い(いも):サツマイモ、里芋、山芋
「腹八分」を心がけ、よく噛むことで唾液が増え、免疫力が強化されます(p.124)。玄米は栄養豊富ですが、苦手な場合は分づき米や雑穀を試してみましょう。
まとめ:自然に沿った暮らしで健康を取り戻す
本間医師は、「自然に沿った暮らしをすれば、病気にならずに健康に過ごせる」と断言します(p.94)。現代の生活環境が自然から乖離していることが、あらゆる病気の根本原因です。腸内細菌を整え、自然治癒力を高める食と生活を実践し、必要に応じて西洋医学を補助的に利用しましょう。
「病気は生活を見直すサイン。自分と素直に向き合うことが回復の第一歩」(p.238)。本間医師の『感染を恐れない暮らし方』は、こうした考えを深く理解するための必読書です。健康長寿を目指す一歩として、ぜひ手に取ってみてください。



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