体調不良の原因はさまざまで、このブログでも食や日用品、ワクチン、薬、歯の噛み合わせなどについて取り上げてきましたが、意外と見落とされがちなのが電磁波です。
科学にうとい私自身、電磁波の本を読んでも最初は半信半疑でした。ところが、実測してみると実感できるところがあり、だんだんその危険性を認識するようになりました。私もまだまだ探求途上のテーマですが、まずはこの記事で知っていただき、できるところから対策を取っていきましょう。
電磁波って何? 身近な発生源を実測してみた
電磁波とは電気と磁気のエネルギーの波です。それがどこに発生しているかというと、電気製品やその電源コードの周りに、ぼわっと広がっていて、離れるほど弱くなります。その見えない電磁波を見える化する一つの方法が、電磁波測定器を使うことです。
そんなことで私が持っている安い測定器(ERICKHILLのRT100)で測定している画像をいくつかお見せします。この測定器は磁気の測定が弱いようですが、見える数値は電磁波の存在を示しています。
ミキサーからでる電磁波
距離を離すにつれて数値が下がっていくのを観察できると思います。上が電気(電場、単位V/m)、下が磁気(磁場、単位mG)の数値です。両方0になるには1メートルほど離れる必要がありました。(この単位については後述します)
LEDのデスクライトからでる電磁波
磁気を計測できていませんが(下記の測定器ででていることを確認しました)、いずれにしても距離を離すにつれて電気の数値が下がっていくのを観察でき、ゼロになるのに1メートル近く離れる必要がありました。そしてコンセントにさしたままだと、照明スイッチをオフにしても、数値は変わりません。
パソコンからでる電磁波
左が電源をさしていないパソコンに測定器をさかさまにしておいたもの。右が電源をさしたもの。電源をさしていないと内臓電池で動くことになり、電池の直流電流は電磁波をほとんどださないので、以下のように磁気だけとなります(下記の測定器だと電気も多少でます。)パソコンを使うときは極力充電してからにしましょう。

電源接続なし

電源接続あり
Wi-Fiルーターからの電磁波
以下の動画では、この記事を書くにあたって購入した高周波もはかれる測定器(FieldNew FN036A)を使っています。測定対象の2台のうち、右側がONU(光回線終端装置)、左側がWi-Fiルーターです。
離れるに従って数値が減っていき、1メートルほどで10μW/cm²台になりますが、同じ部屋、すなわち数メートル以内では同じくらいの数値がで続けます。5メートル以上離れてはじめてゼロになります。
右側の写真は、Wi-FiをオフにしてLANケーブルで接続した時の写真で、高周波がゼロになっているのを確認できます。この方法については後述します。

船瀬俊介さんの本から学んだ衝撃の指摘
電磁波についての最初の記事では、船瀬俊介さんの『新版 ショック!! やっぱり危ない電磁波』という本をご紹介します。2020年にでたこの本は今もアマゾンの本の分類で「電磁波」と入力すると一番上にでてきます。それだけわかりやすくて支持されているのだと思います。
本書の旧版が2013年にでていて、新版はリニア新幹線と5Gスマホについての追記があるだけで、あとはほぼ同じなので、旧版を安く手に入れられる人は、それでいいと思います。そして、5Gスマホに関心のある方は、船瀬さんの『コロナと5G』をお勧めします。
ここでは、電磁波によってどんな症状がでるのかを『新版 ショック!! やっぱり危ない電磁波』から一部抜き出しました。
- ケータイを耳に当てて10年以上使うと、5倍も脳しゅようになる。
- 2時間のマイクロ波照射で、脳DNA切断が6割増える。《補足:ケータイもマイクロ波》
- ケータイ症候群に特徴的な症状:①めまい、②不快感、③集中力の欠如、④物忘れ、⑤疲労感、➅頭痛、⑦耳の後ろの温度感、➇耳の温かさ、⑨肌の灼熱感、➉肌のひきつり
- 通話中に頭部が吸収するマイクロ波エネルギーは脳内中央に、異常に温度が集中するホットスポットを出現させる。
- 携帯電話の電磁波が、動脈を収縮させ、血管の異常収縮は、心筋梗塞や脳梗塞などの悲劇をひきおこす。
- ケータイをズボンのポケットに入れると精子は30%減少する。
- 携帯基地局から350メートル以内では、発ガン率が全市平均より約四倍高かった。
- 送電線の近くに住んでいるひとほど、精神障害と自殺リスクが高くなる。
- 放送タワーから2キロメートル以内で、小児白血病の発生確率2.32倍。
- 電磁波→メラトニン減少→発ガンというメカニズム(補足:メラトニンは松果体から分泌されるホルモンの一つ)
- 電子レンジから漏洩するマイクロ波の有害性はいうまでもなく、調理した料理に発ガン物質が生じる。
- 「危険」「不便」「割高」が、オール電化住宅の正体。
- 短期間の電磁波被ばくですら、人体を悪性ガン体質に変える。
- リニア客室の床上で電磁波被ばく量は四万ミリガウス!《補足:安全基準は1ミリガウス》
国際的な基準と日本の現状
船瀬さんの本で紹介されている電磁波の安全基準は、絶対に安全というものではなく、電気製品を使わずに生活ができなくなっている現代社会において、何とか許容できる数値を提示していて、その値ですら安全とは言い切れないものだそうです。
その安全基準の値をご紹介する前に、電磁波を図る単位について補足すると、電磁波は低周波と高周波で単位が異なります。単位もいろいろあるのですが、最もわかりやすいものとして、高周波ではμW/cm²(マイクロワット/平方センチメートル)、低周波ではmG(ミリガウス)とV/m(ボルト/メートル)という単位が使われます。高周波と低周波では波の性質が異なり、高周波のほうが電気と磁気が一体化しているから、高周波では一つの単位で両方の強さを表すそうです。
ということで船瀬さんの本にある安全基準は、スマホなどの高周波の場合0.001μW/㎝²(ザルツブルグ基準)、送電線に流れる電流のような低周波の電場1V/m(ドイツ、バウビオロギー協会)、磁場は家電製品の場合1mG、居住地域0.1mGとなっています。
これを日本や国際的な基準と比較してみると以下のようになります。
| 周波数帯 | 項目 | 日本の公式基準(一般環境) | ICNIRP/WHO国際ガイドライン(一般公衆) | 厳しい予防基準例(船瀬さん引用など) |
| 高周波(電波) | 電力密度 | 200〜1000 μW/cm² | 1000 μW/cm² | 0.001 μW/cm²(ザルツブルク基準) |
| 低周波(50/60Hz) | 磁場 | 規制なし(送電線目安: 830〜1000 mG) | 1000〜2000 mG | 0.1〜1 mG(居住地域/家電) |
| 低周波 | 電場 | 規制なし(送電線で3 kV/m程度) | 5 kV/m 程度 | 1 V/m((ドイツ、バウビオロギー協会) |
日本の基準は高周波については国際的なガイドラインに沿っていますが、低周波では基準すらありません。いずれにしても、船瀬さんが本のなかで許容できると紹介している安全基準をはるかにこえています。
こういった安全基準の現状が、最初にお見せした動画にあるような危険な電磁波の駄々洩れ状態を引き起こしているともいえます。低周波の電磁波を低減させるアースなどがとられていないことが大きな原因です。この記事の冒頭にある動画の数値をもう一度見てください。これらの安全基準をはるかに超えていることがわかります。
私が実践している簡単な対策
そんなことで政府が何も言わないから安心と信じて何もしなければ、病気になりかねません。もちろん、人工的な電磁波を完全に遮断することは難しいですが、被ばくを減らすことはそんなに難しいことではありません。
すべてに共通する対策として、充電できる製品は充電中の使用を控え、充電後に充電器をはずして使いましょう。
一般的な電気製品での対策
- 何よりも、使っていない電気製品の電源を抜くことです。待機電力にかかる費用は請求金額の減額として感じられるくらい電気代の節約にもなります。
- 電気製品を使うときはできれば1メール以上離れて使い、それができないものは手早くすますように工夫しましょう。
- 電気毛布や電気カーペットなど肌に直接触れる電気製品は、電磁波カットのものでなければ、使わないほうがよいでしょう。私は湯たんぽを足と腰のあたりに1つずついれて寝ています。
スマホでの対策
- 5Gスマホをお持ちの方が多いと思いますが、ネット検索やメールなどしかしないという人は、ネットワーク接続を4Gに変更して使われることをお勧めします。
- 携帯電話から発生する電磁波は、「着信音前」「呼び出し中」「通話開始」のとき、ケタ違いに大きくなると本書にあります。ケータイ自身が、最寄りの中継タワーを探すなどのため、より強い電磁波を発信する必要があるからだそうです。「通話中」になると、電磁波強度が約10分の1に激減するとあり、話をしていないときはできるだけ身体から離しておきましょう。
- 通話中は耳にスマホをつけないようにしましょう。できればスマホを机の上などにおいたままで話のできるスピーカーフォンに切り替えましょう。それができない、周囲に人がいる場合などは、有線のイヤフォンをしましょう。線のないワイヤレスイヤフォンも危険なので使わないようにしましょうね。
パソコンでの対策
- パソコンはWi-Fiを飛ばさずにLANケーブルを直結して使ったほうが、高周波の被ばくを防げます。そのために、隠しWi-FiネットワークであるOneMesh やEasyMesh機能もオフにする必要がある場合があります。その方法は機種によるのでAIなどに聞いてください。
- ただそれでWi-Fiルーターからの電波を完全に遮断しても、LANケーブルをUSBコネクタでつなぐと、そのつぎ目からWi-Fiがもれる場合があります。この漏れの量がコネクタによって違います。私の場合はType-Aのコネクタを新調したら、ほぼゼロの値がでました。
- ただ、LANケーブルでネット接続すると、低周波の値が、Wi-Fi接続しているときよりもかなり高い数値になるという問題が生じます。この問題を解決する一つの方法がアースをとることで、ご自宅の状況に合わせてパソコンのアースをとることで電場は9割ほど、磁場は7割ほど減らすことができます。それだけ減れば、手は被ばくしても身体のほうまで電磁波が届かないほど弱くなります。身体は船瀬さんの安全基準を満たしているはずです。パソコンを使っていて、身体が楽だと感じます。
- こういった対策が取れない場合は、Wi-Fiルーターから5メートルほど離れて使うことをお勧めします。私の測定器だと、5メートル離れると、ほぼゼロになります。低周波対策として、充電器を抜くことも忘れずに。
- いずれにしてもパソコンの電磁波などが気になる人は、電磁波の発生個所と状況を特定するためにも高周波もはかれる電磁波測定器がないと対策をとるのが難しいと思います。私の場合は、値段もそんなに高くないものを買ってしまったので、高周波が最低で0.1μW/cm²までしか測れないのですが、電磁波過敏症などが疑われる方は、少なくとも0.001μW/cm²まで測定できる機種を買ったほうがいいと思います。
《補足:電磁波過敏症と呼ばれる症状を訴える人は世界的に存在しますが、WHOの見解では「電磁界曝露と症状の因果関係に科学的根拠がない」とされています。とはいえ、パソコンやスマホなどの電気製品に近づくだけで具合が悪くなる人が少なからずいることも現実です。》 - 最後に、冒頭の写真でパソコンの画面の上に黄色いクリアファイルを置いていますが、これが私のふだんの使い方で、パソコンから出るブルーライトをカットするのに黄色が有効と知って始めたことです。あるだけで目が少し楽になります。ブルーライトをカットする製品もありますが、結構なお値段がするので、その代替案です。
まとめ、まずは距離をとってみよう
電磁波の危険性、なんとなく感じていただけましたでしょうか。まずは船瀬俊介さんの本を読んでみてください。そして、電気製品を近くで使っていないかを確認してください。できるだけ1メートル以上離すことを心がける、そんな小さな積み重ねだけでも大幅にリスクを減らせます。
私もまだ探求途上ですが、測定器で確認しながら、少しずつ被曝を減らしています。体調が少し楽になった気がするので、気になる方はぜひ試してみてください




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